表面加工のアレンジ


まずは、指輪の土台部分の表面仕上げの方法です。グロス(鏡面)仕上げホーニング(つや消し)仕上げは以前から広く用いられてきましたが、最近では指輪の表面にごく細い線を刻むヘアライン、細い棒で叩いていくことでキラキラした状態を作るスターダスト、金槌で叩いて個性的な粗い表面にする槌目など、表面仕上げのバリエーションも多くなっています。

ミルグレイン(ミル打ち)は、指輪の地金の端やライン部分に小さな丸い粒を連続して打刻するものです。ヨーロッパで古くからなされてきた加工の方法で、アンティークな雰囲気になります。シンプルなデザインの指輪であっても、ミルグレインを施すことで立体的な印象を持たせることができます。細かい作業のため熟練した技術が必要となりますが、それだけに効果は大きく、小さな無数の玉が光を受けて輝く、存在感のある指輪になります。

婚約指輪のような大きなものではないにしても、結婚指輪にも宝石をつけることは最近では珍しくなくなりました。指輪の地金部分に誕生石などの小さな宝石をいくつか入れる、ごく小さな石(ダイヤモンドが選ばれることが多い)を半周~1周分並べてつけるなど、石を入れることによって、指輪全体の印象を大きく変えることができます。

また、指輪の地金に使う金属の選び方でも印象は大きく違います。日本ではプラチナが多く用いられますが、ゴールド(金)を使えばまた違った印象になりますし、デザインによっては色の違う地金を組み合わせることで独特の雰囲気を持たせることも可能です。気に入ったデザインや表面加工を上手に組み合わせて、納得のいく指輪が作れるといいですね。